高野山アピール

 

 地球のいまを共に生きる皆さん。
地球温暖化はいまや、科学者たちが警告を込めて描く未来図ではなく、私たちが日々の暮らしで折にふれ実感する現実となって、急速に進み始めています。このまま気温上昇が加速すれば近い将来、世界中で多くの生き物が絶滅し、人類の生存すら困難になるといわれています。こうした事態を招いた原因は、ほかならぬ私たち人類の化石燃料に過度に依存した営みにあり、一刻も早くこれを改めなければ早晩、破局は避けられません。
このような危機感を共にする私たち700人は2009年4月、世界遺産「高野山」につどい、地球温暖化をめぐる最新の科学的知見を学んだうえ、温室効果ガス削減への政治的イニシアティブや近未来の人類が到達すべき低炭素社会像、さらにはそうした社会を築く価値観や生命の永続を支える食への備えなどについて語り合い、いま適切な対策を講じればなお破局は避けうることを理解するとともに、そうした対策を現実とするには広範な市民による強力な働きかけが求められていることを確認しあいました。

 地球のいまを共に生きる皆さん。
当面最大の関門は、今年12月7日からコペンハーゲンで開かれるCOP15において、地球温暖化の克服に実効ある新たな枠組みを打ち立てることに成功するか否かです。この枠組みには米国や途上国を含む主要な排出国すべての参加が必要であり、その前提として現在の地球温暖化に大きな責任がある日本など先進国が率先して温室効果ガスを削減するリーダーシップが不可欠です。しかし現状はこの前提すら満足させるに至っていません。
私たちは、科学的知見に従い、破局的な気候変動を防ぐため先進国の温室効果ガス排出を2020年には1990年レベルから25〜40%削減する必要がある点で一致しました。ようやく始まった日本の中期目標をめぐる議論では経済的損失等を理由に消極的な意見も多くあります。しかし、深刻な経済危機や格差、派遣切りなどで社会不安が広がる現在、野心的な目標を掲げることこそが、新しい雇用を生み、新しい産業を興すことにつながるのです。私たちは、日本政府が科学の警鐘を真剣に受け止めて将来世代への責任を果たすに十分な中期目標を決定し、さらにその実効を担保する法制度を早急に整備するよう、強く求めます。

 地球のいまを共に生きる皆さん。
状況を打開する鍵は私たちにあります。私たちは主権者であり、政治に影響を与えることができます。私たちは消費者であり、経済に影響を与えることができます。そして私たちは生活者であり、家族や友人からはじめて今を生きるすべての人々に繋がり、協力や連携を広げ、影響を与えることができます。
まず、地球温暖化の現状とこの地球上に生きとし生けるものすべての未来に暗く影を落とす危機の実相、さらにはこの危機克服への道筋とCOP15の意義を、すべての人々に知らせましょう。主権者として、消費者として、そして生活者として、可能なあらゆる方法で政府や産業に働きかけてこの国を動かし、COP15を必ず成功させ、さらに低炭素社会に向かって現在の社会や経済のシステムを変革していきましょう。

 「地救ふぉーらむin高野山」に参加した私たちは、この人類史を画する行動の先頭に立って全力を尽くすことを、ここに宣言します。

                  2009年4月26日

                   地救ふぉーらむin高野山 参加者一同 

 

地救ふぉ〜らむ in 高野山

二酸化炭素など人類が排出する温室効果ガスの増加に伴い、地球の平均気温は急速に上昇しています。このままの勢いで温暖化が進めば、近い将来、世界中でたくさんの生き物が絶滅し、人類の生存すら難しくなるといわれています。

最新の科学的知見は、こうした地球規模の破局を防ぐため、いまも増え続ける世界の温室効果ガス排出を今後10年から15年のうちに減少に転じて、2050年には1990年比で半減させることを求めており、特に排出量の多い日本など先進国は、世界に先んじて2020年に90年比25〜40%、2050年には80〜95%削減することが必要としています。

人類に残された時間はそう長くありません。温暖化防止に向けた2013年以降の世界の取り組み方向を決めるため、2009年12月7日からデンマークのコペンハーゲンで開かれる国際会議=COP15は、まさに人類の生存がかかる重要な会議です。 しかし、各国の利害や思惑から交渉は難航が予想され、その成否は予断を許しません。

私たちは、世界のすべての国が科学の警告を真剣に受け止め、COP15で有意義な合意と協力が成立することを、またこの機会において日本が世界をリードする役割を果たすことを心から願い、この催しを開きます。

 

地救ふぉ〜らむ in 高野山 企画内容

地救ふぉ〜らむ in 高野山

 

1.日程 2009年
4月25日(土)13:00〜26日(日)14:30
2.場所 高野山大学(和歌山県伊都郡高野町高野山385)
3.主催 MAKE tne RULEキャンペーン実行委員会
温暖化防止COP15ネットワーク関西
NPOわかやま環境ネットワーク
財団法人雑賀技術研究所
4.テーマ

 

加速する温暖化、まだ間に合う!
コペンハーゲンで決めよう「地救」のルール

 

【主旨】


温暖化防止に向けた2013年以降の世界の取り組み方向を決めるため、2009年12月7日からデンマークのコペンハーゲンで開かれる国際会議(=COP15)は、まさに人類の生存がかかる重要な会議です。しかし、各国の利害や思惑から交渉は難航が予想され、その成否は予断を許しません。


私たちは、世界のすべての国が科学の警告を真剣に受け止め、COP15で有意義な合意と協力が成立することを、またこの機会において日本が世界をリードする役割を果たすことを心から願い、この催しを開きます。

5.規模 一般市民・学生生徒 500〜1000人
6.参加費 資料代等として、一般1000円、学生500円、
高校生以下無料

後援 かつらぎ町・九度山町・高野町・在日デンマーク大使館・JCCCA(全国地球温暖化防止活動推進センター)・テレビ和歌山・橋本市・和歌山県・和歌山大学・和歌山放送
協賛 高野山大学

8.企画内容

スピーカー

  • 浅岡美恵(気候ネットワーク代表)
  • アンジェラ・レッドフォード・アンダーソン
    米国気候行動ネットワーク(US Climate Action Network, USCAN)プログラムディレクター
  • 飯田哲也(環境エネルギー政策研究所代表)
  • 枝廣淳子(環境ジャーナリスト)
  • 後藤太栄(高野町長)
  • 田中優(未来バンク事業組合理事長)
  • 西岡秀三(国立環境研究所参与)
  • 浜中裕徳(地球環境戦略研究機関理事長/元地球環境審議官)
  • フランツ=ミカエル・スキョル・メルビン(在日デンマーク大使)
  • 松長有慶(高野山真言宗官長/全日本仏教会会長)
  • 三浦雄一郎(プロスキーヤー/冒険家)


(50音順 敬称略)

ゲストの一部
日本語 / English

COP15への道 The Road to COP15

温暖化防止COP15ネットワーク関西

Make the Rule

オフィス

(NPO)
わかやま環境ネットワーク

和歌山市西高松1-6-4
電話:073-432-0234
FAX:073-432-3881
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地救ふぉ〜らむ in 高野山
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